【講師インタビュー】船木先生はどんな人?これまで描いてきたキャリアと高みを目指す考え方について
青山トレーナースクール(以下、アオトレ)は業界でもTOPクラスと言われている方たちが講師陣を務めることが特徴ですが、今回は講師陣の一人である船木永登先生へインタビューを行いました!
現在はプロアスリートをクライアントに抱えていたり、ジム経営をしていて業界でも有名な船木先生ですが、実は最初からトレーナーとしてのキャリアを描いていたわけではないそうです。
「なぜパーソナルトレーナーとしてのキャリアを選択したのか」
「どのように知識を付け、これまでの実績を作り上げることができたのか」
これからパーソナルトレーナーを目指す方々は、記事中の船木先生のキャリアと考え方を参考に、これからの自分のキャリアを決断する材料にしていただければと思います。
第一部では「船木先生はどんなパーソナルトレーナーで、どのようなキャリアを描いてきたのか」
第二部では「船木先生が考える稼げるトレーナーと稼げないトレーナーの違い」
の二部構成に分けてお届けします!
Contents
船木永登先生のプロフィール
船木永登先生
株式会社SSL代表
株式会社Rebaseのトレーナー代表
青山トレーナースクールのエグゼクティブコーチを務め、コンディショニングの実技指導・監修を担当。
セッション本数は月最低200本以上(MAX300本以上)を行い、経営者層やプロアスリートのクライアントを持つ。
船木永登先生はどんな人?
船木先生、本日はどうぞよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
まず、船木先生の現在の活動内容について教えてください。
主な活動は3つあります。
まず1つ目は、SSLという銀座のパーソナルジムの経営です。
SSLではパーソナルトレーナーとして、野球選手や一般のお客様のセッションを担当しています。
2つ目は、Rebasa(リベース)という野球選手向けのトレーニングジムでトレーナー代表を努めており、野球選手のメニュー監修を担当しています。
3つ目は、ジムのコンサルです。
専門学校時代の後輩が経営するジムをコンサルという形で支援しています。
パーソナルトレーナーになる前は〇〇の営業マン!?
現在は様々な活動をされているのですね!
そんな船木さんが、パーソナルトレーナーになるまでのキャリアを聞かせてください。
大学卒業後は、トレーナーではなく不動産の営業をしていました。
その会社では、1年目にして同期の営業マンの中で売上1位になったこともあります。
1年目で!?すごいですね!
学生時代は仙台育英高校および関東学院大学の野球部に所属していたようですが、その当時は将来スポーツ業界に身を置くという選択肢はなかったのでしょうか?
当時は全くありませんでした。
実はもともとプロ野球選手を目指していましたが、それが叶わず野球が嫌いになってしまっていた時期があったのです。
野球選手として活躍する先輩や後輩が稼いでいたのが悔しかったのもあり、「自分は高い単価のものを売って稼ごう」という気持ちから不動産売買の会社へ入社しました。
「売って稼ぐ」という目標を入社後早くも達成できたと思うのですが、なぜ不動産会社を退社するという選択をしたのでしょうか?
売上の数字だけを追うキャリアは「自分の生き方とは違うな」と思ったことが一番の要因です。
もっと自分のキャラクターや、過去の経験・財産を活かせる仕事をした方が自分らしく生きることができると考えていました。
なるほど、「稼ぐこと以外のキャリア」について考え始めたのですね。
はい。そんな中、EXILEさんのあるライブに参加したときがあったのですが、彼らのパフォーマンスにとても感動し衝撃を受けました。
そのライブがきっかけで「自分もEXILEのようになりたい!」と思い、次の日から大手のボイストレーニング教室に通い始め、EXILEのオーディションを受け始めました。
売上TOPの不動産営業からアーティストですか!?
「なりたい」と思ったものに対してすぐ行動する船木さんの行動力に驚いています。
ありがとうございます。
しかし、そうやってオーディションを受けていた時期にたまたま有名なアーティストの方とお話をさせて頂く機会があったのですが、その方はとても売れているのに私に対してすごく低姿勢だったのです。それがすごく衝撃的で。
「自分がこの立場だったら絶対にふんぞり返っているなあ」と思ってしまいオーディションに受からない自分と、売れて活躍しているのにふんぞり返らない方の差を感じて「自分は絶対にこの人のようにはなれないな」と思いアーティストへの道を諦めました。
パーソナルトレーナーを目指したきっかけ
そんなさまざまな経験を経た中で、なぜパーソナルトレーナーを目指そうと思ったのでしょうか?
不動産の営業も自分の中でしっくりこないし、やりたいことを見つけるために始めたボイストレーニングやオーデイションも思うような結果が出ない。
「自分は全部ダメだ」と思っていました。
そんな時、理学療法士をしている弟の知り合いが球団のトレーナーをしているということを知りました。
その人の話を聞いて、他人の成功をサポートする「トレーナー」という仕事に魅力を感じ、「これだ!」と思いました。
今ある自分の命の使い方を考えたときに、「トレーナーになることで自分がなれなかったプロ野球選手や、日本を支える経営者の方に命を捧げ、成功をサポートしたい」と思ったことが、パーソナルトレーナーになろうと思ったきっかけです。
今でこそ業界でパーソナルトレーナーとして大活躍されている船木さんのキャリアが、こんなに色々な経験を経た上で成り立っていることに正直驚きました。
続いて、トレーナーになろうと決断した後のことについても伺っていきたいと思います。
専門学生とトレーナーの二足のわらじでキャリアスタート!?
パーソナルトレーナーになるための知識はどのように身につけたのでしょうか?
私はまず専門学校へ入学しました。
学校に入学するという決断をしたのですね。
パーソナルトレーナーを目指すときに、アオトレのような短期の養成スクールや、正社員としてフィットネスジムへの入社して知識を付けるという選択肢もあったと思います。
その中で、専門学校を選んだ理由は何でしょうか?
自分がプロ野球選手になれなかった理由を振り返ったときに、「自己流」でやっていたことが原因だと思いました。
なので今度は自己流ではなく、スペシャリストの授業を受けるべきだと判断したのが一番の原因です。
私が通っていた専門学校では、有名五輪選手やそのトレーナーといったプロフェッショナルの講師が在籍していたので。
ご自身の経験から、専門学校でプロに教わるという選択をされたのですね。
専門学校以外で、パーソナルトレーナーのための知識を付けるために行っていた行動・活動はありますか?
専門学校には夜間課程で入学したのですが、フィットネスジムの契約社員になりました。
7時から16時までフィットネスジムで仕事し、自分のトレーニングをして18時から学校で勉強、さらにその後復習のためにジムに行く、という生活を続けて知識を習得していました。
専門学校に通いながらジムで働いていたのですか!?
なぜ「学ぶ」と「働く」を並行するという選択をとったのでしょうか?
実は専門学校入学当初、日中は営業の仕事をして学費を稼いでいました。
しかし、夜にトレーニングや解剖生理学について学んでも、日中の仕事でその知識を実践できる場面はないため、インプットの効率が悪いなと思いまして。
それでフィットネスジムに入社し、夜学んだことを日中に実践することで効率的に知識を吸収していこうという考えになりました。
店舗売上1位の業績を連続達成!なぜここまで結果を出せた?
学び×実践という生活を続けたからこそ、スキルアップのスピード感はあったのではないでしょうか?
そうですね。
フィットネスジムでは半期ごとに個人売上の発表があるのですが、1年半連続で1位を取るという結果を残すことができました。
サラリーマン時代に続き、フィットネスジムでも売上1位を取っていたのですね!?
なぜ結果を出すことができたのか、今ご自身で振り返るとどうでしょうか?
とにかくセッション量をこなしていたということが良い要因だったと思います。
セッションのなかで抱いた疑問点などはその日のうちにすべて解決するように家に帰ってからもノートにまとめていたりしたので、セッションをこなす中で「お客様を改善する」という実績とノウハウを積み重ねていきました。
勉強は専門学校を卒業してもずっと行っていましたね。
船木先生の学びを絶やさないその努力量に驚きです。
その中で、当時ぶつかった壁や苦労はありますか?
当初は売上が伸びずに苦労しましたね。
お客様の「痩せたい」「脚の痛みを改善したい」というような言葉だけを鵜呑みにしてしまい、お客様の本当の悩みを引き出せていなかったと思います。
そこで、お客様がもっと幸せになるためにはどうしたらいいか?ということを深く考えることで、攻略していきました。
プロ意識を持って、お客様が言語化していない悩みや要望まで考え抜くことを心がけていったのです。
そうすることで、売上は伸びていきましたね。
その「お客様ファースト」の考え方は、どのように形成されていったのでしょうか?
当時、「五輪選手のトレーナーになって専門学校の講師になる」というのがトレーナーとしての成功パターンでした。
もちろんそのような方々を尊敬もしてるのですが、自分が目指したいのはそこではないなと思ってしまって。
トレーナーの成功パターンに凝り固まらずに、さまざまな業界に良い影響を与えたいと思ったのです。
そのとき、参考にすべきは同じ業界のトレーナーではなく、違う業界のトップだと考えて孫正義さんや柳井正さん、堀江貴文さんといった経営者の方の音声を毎日聞いたり、有料メルマガをずっと読んでいました。
違う業界で活躍されている方達の思考をインプットし続けていたのですね。
そうです。
そこで出会ったのがAmazonの創業者であるジェフ・ベゾスさんの「競合がどうかではなく、お客様がどう思うか」という考え方でした。
この考え方に出会って、自分も周囲のトレーナーのことは気にせず、お客様がどう思うかを第一に考えて行動するようにしました。
そうしてお客様ファーストを突き詰めていった結果、フィットネスジムで売上1位を取ることに繋がったと考えています。
「他業界の成功者の考え方のインプット」という他のトレーナーとは違うアプローチをした結果、船木先生の根幹とも言える「お客様ファースト」の考え方にたどり着いたのですね!
はい。
多くのトレーナーはお客様が本当に求めていることを理解しようとせず、「生活できればいい」もしくは「稼ぎたい」が先行してしまっている印象です。
しかし、私は他のトレーナーの言っていることは気にせず、「お客様はどう思うか」を追求し続けた結果、それが成績に繋がったのだと思います。
船木先生の描いていたトレーナーの理想像・目標
フィットネスジムに勤務し始めた当初は、どのような目標やビジョンを持っていたのでしょうか?
独立は100%するつもりでいましたし、スクールを開きたいとも思っていました。
それらを想定しどのようなお客様にも対応できる再現性とノウハウを得るつもりで、セッションに向き合っていました。
独立はもともと視野にあったのですね。
独立を目標にするトレーナーは多いのでしょうか?
トレーナーの3割くらいが独立を目標にしていると思います。
残りの7割は、「身体を動かすのが好き」「人と話すのが好き」という理由でトレーナーとしてフィットネスクラブに勤務しているイメージです。
そうなのですね!船木先生がこのタイミング(2022年6月)で自分のジムをOPENした経緯は何でしょうか?
前からお客様から「独立して自分のジムを持たないの?」とよく言われていましたが、「お客様主体のセッション」を考えていたので、自分のジムを構えずにお客様の通いやすい場所まで移動するスタンスをとっていました。
しかし、お客様が増えて月に200本のセッションを受け持つようになり、さすがにスケジュールや体力的に厳しくなってしまったため、自分のジムであるSSLを構えました。
船木先生は何の専門知識・資格を持っているトレーナー?
コンディショニングとは?
船木先生は現在業界の中でもコンディショニングのスペシャリストとして活動されていますが、そもそもコンディショニングとは何か簡単に教えてください。
コンディショニングは人の身体を整えることです。
拮抗している身体の部位を、均等にするイメージです。
身体を整えた先にある、コンディショニングの目的とは何でしょうか?
怪我はもちろん、ぎっくり腰や四十肩といった症状の予防・改善です。
また、トレーニングにおけるパフォーマンスの向上にも繋がります。
コンディショニングで正しい姿勢に整えたうえでトレーニングした方が、効率的に鍛えることができるのです。
怪我予防や改善だけでなく、トレーニングのパフォーマンス向上にも繋がるのですね!
そう考えると、アスリートに対して行うものではないか?と思ってしまうのですが、一般のお客様を担当するパーソナルトレーナーが、コンディショニングを身に付ける必要性はどのような理由がありますか?
一般のお客様でも、怪我をしてしまうことでモチベーションが下がってトレーニングを辞めてしまう方が実は多くいます。
そのため、怪我予防としてのコンディショニングは、一般のお客様を担当するパーソナルトレーナーの方も身に付けるべき知識だと考えています。
また、コンディショニングはトレーニング習慣化の助けにもなるのです。
身体を整えて動かしやすくなるからこそ習慣化しやすくなるので、結果的にお客様の成果も出やすくなります。
なるほど。怪我予防という観点だと、ストレッチでも十分なのでは?と思ってしまいます。
コンディショニングとストレッチとの違いは何でしょうか?
コンディショニングは確かにストレッチも行いますが、足りない部分を補うトレーニングも含まれます。
一般的なトレーナーは、たとえばお客様の猫背という課題に対し「大胸筋や小胸筋をストレッチでほぐす」というアプローチをするでしょう。
しかし原因や改善方法はそれだけではなく、お客様の猫背は僧帽筋下部や前鋸筋を鍛えることで改善できるかもしれないし、足底に原因があるかもしれません。
コンディショニングにはストレッチだけでなく、そういったトレーニングでの改善も含まれます。
1つの課題に対して、そのような多面的なアプローチをすることができるのですね。
しかし、現在コンディショニングの知識を持ったパーソナルトレーナーは少ないのはないでしょうか?
存在はしていますが、ほとんど出会ったことがないです。
そうなのですね!重要性が高いにもかかわらず、コンディショニング知識を持ったパーソナルトレーナーが少ない理由はどのようにお考えでしょうか?
コンディショニング知識がなくても、セッションはある程度できてしまうからでしょう。
大きなジムを運営されている方で、コンディショニングの重要性を説いている方もいますが、そのような重要性を説く人自体が少ないというのも一因としてあると思います。
コンディショニングはパーソナルトレーナーにとって重要な知識・スキルにも関わらず、その重要性がまだ広く認知されていないのですね。
資格の必要性について
ここからは資格についてお伺いします。
船木先生がお持ちの資格について教えてください。
NESTAという国際的なパーソナルトレーナー資格のうち、「スポーツパフォーマンススペシャリスト」「ダイエット&ビューティースペシャリスト」「PFT」の3つを持っています。
NESTAの資格は、アオトレでも取得に向けた特別講義が設けられていますよね。
そうですね!
あとは、日本で発行している「食コンディショニングトレーナー」という栄養や身体の機能に関する資格を持っています。
資格取得の必要性について感じていない方も世の中には多くいると思いますが、船木先生が考える資格取得のメリットや必要性は何が挙げられますか?
資格取得に向けて勉強することで知識が付き、セッションにも活かすことができます。
あとは名刺に有名資格の名前があることで初見のお客様の信頼を得ることにも繋がります。
「知識」と「信頼」を得るためにも、資格は必要なのですね。
そうですね。
たくさん取得する必要はないですが資格取得に向けた勉強はパーソナルトレーナーとして活動する上で重要になります。
現在ではアスリート・経営者など幅広い層がクライアントに
現在の活動のクライアント層はどんな人?
現在、船木先生はどのようなクライアント層をメインでご担当されているのでしょうか?
一般の方が4割くらいですね。
経営者や弁護士の方、大きい会社の会計士代表の方など仕事が忙しい方のボディメイクやコンディショニングを担当しています。
残りの6割は、プロ野球選手や、プロを目指してる段階の野球選手です。
そうなのですね!普段はどのように新規のお客様を獲得していますか?
新規のお客様はすべてお客様や知人からの紹介です。
広告や募集は、実は一度もかけたことはありません。
紹介がほとんどってすごいですね!
紹介を受けていらっしゃったお客様は、どれくらいの期間通われるのでしょうか?
一番長い方で8年通っていただいていて、短い方でも3年です。
お客様の紹介から自然と雪だるま式にお客様が増えていって、その合間にまた新たに紹介いただいたお客様で埋めている、というイメージでお客様を増やしています。
一度担当したお客様はかなり定着されるのですね!
では、今度はその顧客層について深堀りさせてください。
アスリートの方は自分のパフォーマンス向上のために船木先生の元にいらっしゃると思うのですが、一般のお客様のニーズはどういったものですか?
多くはダイエットですね。
「他のパーソナルジムでダイエットが上手くいかなかった」とか、あるいは「上手くいったけどリバウンドしてしまった」という方って多いじゃないですか。
確かによく聞きますね。
そういったダイエットに失敗した方が知人の紹介を受けて、私の元にいらっしゃることが多いです。
「この人なら失敗しないから!」という信頼感を、お客様から持たれていることが分かります。
あとは、変形性股関節症や膝関節症といった症状をお持ちのお客様で、病院でも「手術で治すのは難しい」と言われた方の改善もしています。
私は専門学校でAT(アスレチックトレーナー)の勉強をしており、レントゲンを見ることもできるので関節症などをお持ちのお客様にレントゲン写真を送っていただいた上で、トレーニングメニューを考えることもあります。
医療の観点も踏まえてトレーニングメニューを作成できるのですね。
アスリートと一般クライアントの指導方法の違い
アスリートと一般のお客様は、指導の面ではどのような違いがありますか?
一般のお客様に対しては、トレーニングを生活習慣として継続していただけるために「楽しいセッション」を心がけています。
アスリートは結果主義なので、辛くてもできるようにする必要があります。
目的とゴールが違うので、対応も分けています。
目的とゴールで分けているのですね。
使う知識などに違いはあるのでしょうか?
アスリートに関しては、傷害のリスクをきちんと理解することが最も重要です。
一般のお客様に関しては、画一的な指導にならず、お客様に合った指導ができるようさまざまな引き出しをたくさん持っておくことが大切です。
それぞれ指導する上で面白さの違いはありますか?
そうですね。
アスリートの方に関しては、自分もプロを目指していたので気持ちが分かるという面白さがあります。
目標に向かう感覚が分かるからこそ一緒に喜べるし、挫折の悔しさも分かるので気持ちに寄り添えます。
彼らが成功することで自分も疑似体験ができ、自分のことのように喜べるという点が面白さですね。
一般の方に関しては、日々の生活の向上に貢献しているという実感を得られるのが嬉しいです。
アスリートは目標に向かって1点集中という支え方に対し、一般の方はその人の人生を支えているという面白さの違いがあります。
船木先生が考えるパーソナルトレーナーの魅力とは
船木先生はパーソナルトレーナー以外の職業も経験されていますが、その経験を加味して、パーソナルトレーナーという職業の魅力について教えてください。
クライアントの人生に寄り添える点が魅力です。
パーソナルトレーナーはお客様の家族や同僚ではないからこそ気兼ねなく話せる悩みもあるので、そこから満足度の高いセッションにつなげることもできます。
たとえば「子どもが生まれてから夜しっかりと眠れない」という悩みに対しては、睡眠や栄養面からアドバイスができますよね。
お客様のことを第一に考えたセッションを行うからこそ、そういった生活のトータルサポートができるというのが、パーソナルトレーナーの魅力です。
確かに、健康に寄り添うパーソナルトレーナーの仕事は、お客様の生活そのものに寄り添うことに繋がりますね。
では、パーソナルトレーナーになったばかりのときに感じていた魅力と、現在感じている魅力に違いはありますか?
違いはありません。
ただ「ありがとうという言葉が力になる」というのは当初の予測としてあったのですが、実際に目の前のお客様から感謝されることで、より強く実感できるようになりました。
トレーナーを始めたきっかけが他の人の成功をサポートすることだったので、いただいた言葉が年月とともに増加し感謝が自分の力になることを、より実感するようになっています。
ありがとうございます!船木先生のこれまでのキャリアや考え方を中心にお話を聞かせて頂きました。
次項では、そんな船木先生が考える「稼げるトレーナーとトレーナーの違い」について聞いていきたいと思います!
船木先生のインスタグラムでは、クライアントとのやり取りや、質問箱への回答を見ることができます!
Instagram:https://www.instagram.com/hisa.funaki/