パーソナルトレーナー資格を取得するための費用はいくら?NSCA-CPTを中心に各資格を徹底解説!
「パーソナルトレーナーの資格をとるためにどれくらいの費用がかかるのか知りたい。」
「どのパーソナルトレーナー資格がコストパフォーマンスが高いのか知りたい」
これからパーソナルトレーナーの資格取得を考えている方は上記のようなことを考えている方も多いのではないでしょうか?
本記事はパーソナルトレーナー資格取得にかかる費用について、NSCA-CPTなど人気トレーナー資格を中心にご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
パーソナルトレーナーの資格を取得するための費用はいくら?-三大パーソナルトレーナー資格の費用を紹介!
パーソナルトレーナー資格は国家資格がなく、それぞれの資格団体が発行している民間資格しかありません。
そのため数多くの資格団体がパーソナルトレーナー資格を発行しているのですが、中でも「NSCA-CPT」「NESTA-PFT」「JATI-ATI」と呼ばれる資格が、パーソナルトレーナー三大資格として人気がある資格となっています。
まずは三大資格から紹介していきます。
①NESTA-PFT
②NSCA-CPT
③JATI-ATI
NESTA-PFTの取得にかかる費用
NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)は、アメリカに拠点を置くパーソナルトレーナーの資格団体で、高度なトレーニング知識を学び、トレーナーになるための教育を提供している団体です。
そんなNESTAが出す認定パーソナルトレーナー資格が「NESTA-PFT」です。
世界20カ国で使われる信頼性と人気が高いトレーナー資格であり、日本でも多くのトレーナーが使用しています。
NESTA-PFTの最大の特徴はトレーナーとしてのビジネススキルも身に付けることができる点です。
国際的にも知名度が高く、専門的なフィットネス・ウエルネスに関する知識や実践できるスキルだけにとどまらず、ビジネスとして広報活動、管理業務、接客マナー、更にはマーケティングも学ぶことができます。
NESTA‐PFT取得のためにはダイレクトコース、ゼミコース、WEBコースの3つの受験方法があります。
【ダイレクトコース】
トレーナーとしての指導経験がある方が実技のトレーニング練習なしに直接試験を受けるコースです。
・教材費 ¥13,600(税込)
・事前講習受講料 ¥15,000(税込)
・認定試験受講料 ¥7,500(税込)
・受験登録 合格後資格登録 ¥36,400(税込)
合計 ¥72,500(税込)
【ゼミコース】
トレーナーとしての指導経験がない方が座学の授業(4日間or2日間の短期集中講義)を受けることができるコースです。
4日間コースは運動生理学、機能解剖学をこれまでに学んだことのない人向けに、2日間コースは運動生理学、機能解剖学について今まで触れたことのある方を対象に解説していきます。
・教材費 ¥13,600(税込)
・ゼミコース受講料(4日間) ¥96,000(税込) / (2日間):¥48,000円(税込)
・事前講習受講料 ¥15,000(税込)
・認定試験受験料 ¥7,500(税込)
・受験資格・登録手数料 ¥36,400(税込)
合計 (4日間コース)¥168,500(税込) / (4日間コース)120,500円
【WEBコース】
トレーナーとしての指導経験がない方がWEB授業を受けることができるコースです。
運動生理学、機能解剖学、生体力学について学びます。
・教材費 ¥13,600(税込)
・WEBコース受講料(4日間) ¥35,000(税込)
・事前講習受講料 ¥15,000(税込)
・認定試験受験料 ¥7,500(税込)
・受験資格・登録手数料 ¥36,400(税込)
合計 ¥107,500(税込)
NESTA-PFT資格は受験資格がやや厳し目の設定になっています。
【NESTA-PFTの受験資格】
・NESTA JAPANからPFTテキストを購入済みである
・CPR・AEDの技能を習得・保持している
・日本国籍または、日本での就労可能な在留資格を有する者
・満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定資格試験合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者
・次の①~④のいずれか1つ以上の項目に該当する者
① 1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある
② 1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある
③ 体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している
④ NESTAの認定する養成講座、養成コースを受講済みである
5番目の条件に挙げた①〜④にあ当てはまる人はダイレクトコースでの受験が可能で72,500円で資格取得が可能ですが、
トレーナーとしての実務経験や学歴がない場合に関しては、ゼミコースや WEBコースを受ける必要があります。
これからパーソナルトレーナーになりたい人にとっては受験資格を満たすことが難しいため、多くの方がゼミコースかWEBコースのどちらかを受講する形になります。
そのためNESTA-PFTを取得するには107,500万円~168,500円ほどが費用としてかかります。
NESTA-PFT資格が気になる方は下記の記事も参考にしてください。
NSCA-CPTの取得にかかる費用
NSCA(全米ストレンウス&コンディショニング協会)はアメリカで設立された、ストレングストレーニングとコンディショニングトレーニングを専門とするトレーナー教育団体です。
NSCAが発行するNSCA認定パーソナルトレーナー資格が「NSCA-CPT」です。
NSCA-CPTは、適度なストレングストレーニングと医学や運動生理学といった分野に関する専門的な知識を有していることを証明でき、一般人向けのパーソナルトレーニングであれば問題なく必要な知識をカバーしているパーソナルトレーナー資格です。
NSCA-CPTは日本でもかなり人気がある資格で、世界76の国と地域で使われている絶大な人気を誇る資格です。
【NSCA-CPT取得のための費用】
NSCA-CPT認定試験 ¥45,200(税込)
・正会員 ¥12,960(税込)
・学生会員 ¥10,800(税込)
合計 社会人:¥58,160(税込)、学生:¥56,000(税込)
NSCA-CPTは三大資格や他のパーソナルトレーナー資格に比べて、かなり安い資格です。
更に世界的にみても人気や権威性のある団体が発行している認定パーソナルトレーナー資格で、学べる内容も非常に充実していることからおすすめの資格です。
NESTA-PFT資格が気になる方は下記の記事も参考にしてください。
JATI-ATIの取得にかかる費用
JATI(日本トレーニング協会)は、トレーニング指導者として必要な知識と技能を習得したことを証明する資格になります。
JATI-ATI資格を取得することで、日本の環境に合ったトレーニング理論・技能・知識を身につけられることが特徴です。
日本人向けのトレーニングサービスを展開していきたいと考えている方にはおすすめの資格です。
【JATI-ATI取得のための費用】
JATI入会費・年会費 ¥11,000(税込)
養成講習費(一般科目) ¥54,000(税込)
養成講習費(専門科目) ¥59,400(税込)
受験料 ¥33,000(税込)
合計 ¥157,400(税込)
JATI-ATIは基本的に養成講習会を受けることが必須になるので、資格の取得費用が高額になります。
NSCA-CPT、NSCA-CSCS、健康運動指導士の資格取得者(過去も含む)は養成講習を2科目とも省けるため、11万円以上安く取得することも可能です。
10万円以下で取得可能な安いパーソナルトレーナー資格
パーソナルトレーナー3大資格を紹介したところで、10万円以下で取れる「安い」パーソナルトレーナー資格も紹介していきたいと思います。
①NSCA-CPT
②NSCA-CSCS
②NASM-CPT
②JHCA-FC
NSCA-CPTは先ほど解説したので、「NSCA-CSCS」「NASM-CPT」「JHCA-FC」についてそれぞれ紹介していきます。
NSCA-CSCS
NSCA-CSCSはNSCA-CPTと同じ団体であるNSCAが発行しているパーソナルトレーナー認定資格です。
一般人向けのトレーニング理論を学べるのが「NSCA-CPT」であれば、「NSCA-CSCS」はアスリート向けの指導者の資格となります。
NSCA-CSCSではスポーツパフォーマンス力やチームマネジメントを身に付ける資格です。
傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を身に付けます。
筋力トレーニングや他の体力要素の指導だけでなく、施設を運営、管理することもNSCA-CSCSにおいては重要な学習項目であることも特徴的です。
また、栄養、ドーピング、生活習慣に関する指導などのトレーニング以外にも必要となってくる知識も学びます。
【NSCA-CSCS取得のための費用】
・正会員 ¥12,960(税込)
・学生 ¥10,800(税込)
・CSCS認定試験 ¥50,200(税込)
合計 社会人:¥63,160(税込)、学生:¥61,000(税込)、
NSCA-CSCSはパーソナルトレーナー資格の中でも難易度が高い資格なので準備して受験に臨みましょう!
JHCA-FC
JHCA(日本ホリスティックコンディショニング協会)は健康・美容・運動指導による予防医学を活かし、スポーツ現場で活躍できる運動指導者を育成するための教育団体です。
JHCAが発行するJHCA-FCは、フィジカルトレーナーとして公共ジムやスポーツ施設、中高齢者へのトレーニングサポートができるようになる資格です。
トレーニング前に筋肉の機能を正常な状態にするための理論と実技を身に付けて、専門的なコンディショニング方法を学びます。
またお客様の目的に合ったトレーニングプログラムに必要なストレッチ・トレーニング・バランスコンディショニングを学ぶことで、筋肉の働きの分析・評価・修正ができるようになります。
大手のフィットネスジムなどでは、JHCA-FCを取得することでパーソナルトレーナーとしての活動が許可されることなどもあります。
【JHCA-FC取得のための費用】
受験料 ¥16,000(税込)
認定試験合格後ライセンス料 ¥5,000(税込)
合計 ¥21,000(税込)
とにかく安さで資格を選ぶのならば、JHCA-FCがおすすめです!
NASM-CPT
NASM(全米酢ポーチ医学協会)は日本であまり知られていませんが、世界95カ国に展開する世界最大のパーソナル団体です。
NASMの特徴として「安定性・筋力・パワー」の3つの観点からトレーニングを科学的根拠に基づいて学ぶことができます。
そんなNASMが出している認定パーソナルトレーナー資格が「NASM-CPT」です。
NASMが出している資格の中でも最もベースとなる資格で、パーソナルトレーナーに必要な知識を学ぶことができます。
【NASM-CPT取得のための費用】
受験料 会員:¥57,420円(税込) 非会員:¥63,800円(税込)
会員登録費:11,000円 *任意登録
合計 非会員:¥63,800(税込)、会員:¥69,420
NASM-PFTはNSCA-CPTと同じくらいコストパフォーマンスが高いパーソナルトレーナー資格です!
パーソナルトレーナー資格を費用で選ぶ際の注意点
学べる内容や自分自身のニーズに合っているかで選ぶことが重要
様々なパーソナルトレーナーの資格を紹介してきましたが、パーソナルトレーナー資格を選ぶ上で重要なのは「自分自身の目的を満たすものなのかどうか」です。
例えば「パーソナルトレーナーとして使える知識を深く身につけたい」というのが一番達成したい目標の中で、値段が安いからといってJHCA-FCを取ることはお勧めしません。
JHCA-FCで学べる内容は他のトレーナー資格からすると少し物足りない部分があるので、パーソナルトレーナーとして知識を深く身につけたいのであれば、NSCA-CPTやCSCS、NASM-CPTなどを取得することをお勧めします。
しかし、「フィットネスクラブに就職したい」というのであれば、JHCA-FCは就職にも優位に働くのでおすすめの資格になります。
このように自分の目的に合わせて資格を選び取得することが重要です。
費用をかけるべき部分にはかけることが重要
費用で取得するパーソナルトレーナーの資格を決めようとすると、本来の自分の目的から外れてしまうのは前述の通りですが、「勉強の仕方」など費用をかけるべき部分にはかけることも重要です。
例えば3ヶ月以内に転職をしたい人であれば、とにかく最短で就職に強い資格を取得することが第一優先になります。
この場合に値段がかかるからといって1年間独学で勉強してしまうと、その間にトレーナーとして稼げるお金であったり、さらには実践経験などをロスしてしまうことになるので、もったいないです。
そういったこともないように、パーソナルトレーナー資格を取得する際に何にお金をかけるかをしっかり考えて、必要があればお金をかけてでも勉強することが重要です。
結局おすすめのパーソナルトレーナーの資格は何?
結論「NSCA-CPT」が一番おすすめです!
NSCA-CPTがおすすめな理由は下記の3つです。
①知名度と信頼性が高く就職に有利
②パーソナルトレーナーとして必要な専門知識が網羅的に学べる
③資格取得費用が安く、コストパフォーマンスがとても高い
NSCA-CPTは世界各国で使われており、知名度と信頼性が非常に高い資格です。
日本でも多くのトレーナーが保持しており、パーソナルジムの応募条件や優遇条件に含まれる資格としてよく使われるため、就職にも有利になります。
またパーソナルトレーナーとして必要な知識が身に付くため、実際に勉強しておけば現場で使え、質の高いサービスをクライアントに提供できるようになります。
結局のところ知識がないパーソナルトレーナーはクライアントの結果を引き出せないため、稼げることができません。
なのでしっかりとした知識が身に付く「NSCA-CPT」はおすすめできます。
最後に取得費用が安い点もおすすめできる理由の一つです。
人気度や学べる内容が深い資格は10万円を超える資格が多い中で、5万円台でこれだけの資格が取得できるのはかなり魅力的です。
よく比較されるNESTA-PFTも信頼性や学べる内容としては大きく見劣りはありませんが、コスト面ではNSCA-CPTが推せる内容となっています。
上記の観点もあり、もし迷ったら「NSCA-CPT」を取得することをおすすめします!
パーソナルトレーナーの資格を取得できる方法は?
資格を取得するための手段はいくつかあります。
どんな方法があるのかを知ったうえで自分に一番合った取得方法を選択してみてください。
通信
通信は送られてくる教材を使いながら自分のペースで勉強していきます。
オプション料金を支払えば質問することができるプランが付いている通信サービスもあります。
具体的にはNESTAが独自に行っているNESTA通信コースがあります。
メリットは、圧倒的な費用の安さにありますが、デメリットとして質問することができない、実技経験を積む事が出来ないことが挙げられます。
独学
独学は忙しくて決まった時間を毎日確保するのが難しい人、自分のペースで勉強したい人におすすめです。
また、独学での勉強の場合、教科書代と受験料以外は一切かかりません。
一番お財布に優しい手段ですね。
独学での勉強の場合は自分で公式テキストを購入し、さらに理解を深めるために本屋で参考書を購入します。
自分の生活スタイルに合わせて勉強できるメリットがある一方で、実技の授業を受けることができないデメリットもあります。
スクール
トレーナー資格取得のための手段として一番おすすめしたいのはスクールです。
一流の講師の元で学ぶことができます。
また、勉強していくうえで分からないことがでたら、適宜質問することができます。
NSCA-CPTを最短で取得したい方はトレタンがおすすめ!
最短2ヶ月でNSCA-CPT資格の取得が可能!
トレタンは最短2ヶ月でNSCA-CPT資格の取得が可能です。
授業カリキュラムはNSCA-CPTの出題範囲に沿って組まれており8週間の授業と模試の繰り返しで理解度を深める内容で構成されています。
更には問題演習が1,000問用意されているので何度もテストを勉強することで苦手分野を克服することができるのです。
また2ヶ月間はプロの学習指導者による学習サポートがついているので、毎週行われる模試の結果を見て、あなただけにあった効率の良い勉強プランを提供し、二人三脚で合格まで走り抜けます。
完全オンデマンド授業なので、忙しい社会人の方や地方在住の方でも学習可能です!
防衛大学の現役講師が指導!
トレタンの講師は防衛大学の現役講師である野口史織先生。
早稲田大学を首席で飛び級し、国立スポーツセンターでも勤務をしています。
競技者としても優勝経験があり、トレーナー資格の発行団体のNESTAの公認講師でもあります。
指導者でもプロの野口先生に直接質問できる環境を用意しているため、初めてトレーナーに関する勉強をする人でも不安なく授業を進められるのです。
月額1万円から受講可能!
トレタンは分割払いで月額1万円から受講可能です。
実技指導もあるトレーナースクールは50万円以上かかることも珍しくありませんが、トレタンは費用を抑えてNSCA-CPTの資格取得を目指すことができます。
リーズナブルに資格を取得したいという方にとってもトレタンはおすすめのスクールなのです。