ジムトレーナーになるには?必要な知識や資格を徹底解説!
「好きを仕事に!」と叫ばれる現代、運動が好きな方なら、一度は運動を仕事にすることに憧れを持ったのではないでしょうか?
代表的な職業がジムトレーナーですが、ひとことでジムトレーナーと言っても、その種類はさまざま。
今回はジムトレーナーの種類や、ジムトレーナーを目指す方が必要な知識・資格を解説していきます!
Contents
ジムトレーナーとは
ジムで働く人の総称を、「ジムトレーナー」と呼びます。
もともと「ジム」とは体育館や運動施設の総称で、さまざまな目的のものがあります。
スポーツ施設やトレーニングジム、ボクシングジムやヨガスタジオなど、美容や健康を目的に身体を動かす施設を指すのが一般的です。
また、「トレーナー」は運動の仕方を指導する人全般を指します。
これらを総合すると、ジムトレーナーとは「運動施設でお客様に特定の運動方法について指導する人」という定義になります。
ジムトレーナーの種類と仕事内容
ジムトレーナーにはどのような仕事の種類があるのでしょうか。
スポーツトレーナー(インストラクター)
スポーツトレーナーは、各種スポーツ施設で特定の種目の指導を行う職業の総称で、スポーツインストラクターとも呼ばれます。
たとえばスイミングスクールで泳ぎ方を教えるトレーナーはスイミングインストラクター、スキー場でスキーのやり方を教えるトレーナーはスキーインストラクターです。
指導範囲は各種スポーツの実技指導から、健康増進のために通う方の安全を守る施設管理、ケガをした会員の応急処置まで、多岐にわたります。
スポーツトレーナーの仕事内容や収入、資格についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
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アスリートを身近で支えながらスポーツに関わり続けられる仕
フィットネストレーナー(インストラクター)
フィットネスクラブ・ジムで働くスタッフをフィットネストレーナー(インストラクター)と呼びます。
また、ジムトレーナーといえばこのフィットネストレーナーを指す場合も多いです。
施設内でボディメイクや健康増進を目的にトレーニングをするお客様へのマシンの使用方法の指導や、施設の清掃、受付業務が主な仕事内容となります。
お客様の中には、マシンの使い方だけでなく「くびれが欲しい」「上腕筋をまんべんなく鍛えたい」というような、目的に合ったトレーニング方法を質問する方もいます。
そういった方に対しても、適切に回答できるような知識が必要です。
フィットネストレーナーの仕事や関連資格についてより詳しく解説している記事はこちら。
あわせて読みたいフィットネストレーナーに資格は必要?仕事内容や年収、将来性を解説近年の健康意識の高まりによって増え続けているフィットネスジム。
そこで働くフィットネストレーナーに興味を持っている方も多いと思います。
パーソナルトレーナー
パーソナルトレーナーは、個人のお客様に対してトレーニングや食事に関する指導をするトレーナーです。
お客様の目的はダイエットからバルクアップ、身体機能の向上など多岐にわたります。
さらに、骨格や筋肉量、性格やライフスタイルなどもお客様ごとに異なるため、目的を達成させるために幅広い知識と、ひとりひとりに合った指導が求められる職業です。
パーソナルトレーナーの仕事内容やキャリア、収入についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてしてください!
あわせて読みたいパーソナルトレーナーとは?働き方から年収まで徹底解説!パーソナルトレーナーは、個人のお客様に対して運動や食事に関する指導をするトレーナーのことです。
健康需要や美容需要の高まりによりパーソナル
スタジオインストラクター
スタジオインストラクターは、美容や健康を目的としたさまざまな運動を指導する職業で、グループに対する指導が一般的です。
ヨガ、エアロビクス、キックボクシング、ダンスなど、スタジオごとに指導する種目が異なります。
スタジオインストラクターの代表的な種目の一つ、「ピラティスインストラクター」の資格やキャリア、収入については、こちらの記事で詳しく解説しています!
あわせて読みたいピラティスインストラクターに必要な資格は?収入や働き方まで解説!健康で女性らしい身体を作ることができると人気のエクササイズ、ピラティス。
身体を動かすことが好きな人や、ピラティスの世界観にハマった人のな
ジムトレーナーになるために必要な知識・資格
知識
ジムトレーナーは、いずれもお客様に指導をする立場なので、トレーニング、食事、身体、心理学など幅広い知識が必要になります。
トレーニング知識
どのトレーナーも運動に関わる指導がメインの仕事です。
たとえばスイミングインストラクターなら泳ぎ方、パーソナルトレーナーならお客様の目標にあった筋トレの仕方など、それぞれの種目のトレーニングに関する知識は必須です。
間違った知識を伝えてしまうことで、お客様の事故や怪我につながります。
また、ただ運動の仕方を覚えるだけでなく、その運動をすることによる生活へのメリットや効いている部位まで理解することで、より深みのある指導が可能になり、お客様の満足度もアップします。
栄養・食事法の知識
運動と切っても切り離せないのが、食事や栄養です。
お客様の目的はダイエットだけでなく、バルクアップや健康増進、スポーツのパフォーマンス向上などさまざま。
また目的だけでなく、お客様の年齢や体質によっても提案すべき食事方法は変わります。
多種多様な目的に合わせ、食事方法や接種すべき栄養について説明できるようにしましょう。
解剖学・生理学の知識
解剖学は人間の身体の構造、生理学は人間の身体の機能についての学問で、どちらも安全にトレーニングをするために必要な知識です。
さらに、フォーム改善に効果的な筋肉の動かし方など、指導する種目のパフォーマンスアップにも、解剖学や生理学の知識が役立ちます。
接客知識
ジムトレーナーは、お客様と接する機会が非常に多い仕事です。
あいさつや身だしなみ、言葉遣いなど最低限の接客マナーができていないと、お客様はあなたや店舗に対してマイナスな印象を持ってしまいます。
また、接客時のコミュニケーション能力を向上させることで、お客様の入会率や継続率につながります。
資格
ジムトレーナーは、資格不要でなれるものも多いですが、保持することによって活躍の場を広げられます。
ここでは、ジムトレーナーが取得を目指すべきおすすめ資格を紹介します。
NSCA
パーソナルトレーナを目指す場合、NSCAの資格がオススメです。
NSCAは、教育団体NSCA(National Strength and Conditioning Association)が発行しているトレーナー資格で、業界でも信頼度と認知度も高いため、これからトレーナーとして活躍したい方におすすめです。
合格するには、トレーニングとコンディショニングに関する高レベルな専門知識が求められます。
NESTA
こちらもパーソナルトレーナーを目指す場合にオススメの資格です。
NESTAは、NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が発行する世界的に有名なパーソナルトレーナー資格です。
合格するためには、科学的根拠に基づいた身体の知識と、運動機能向上や健康増進のための実践的な技術が必要になります。
トレーナー業界で認知度が高く難易度も高いため、働く際の応募条件にNESTA保持を掲げるパーソナルジムやフィットネス施設も多いです。
ジム経営などのビジネススキルも試験内容に含まれているため、自分のジムを持ちたい方は挑戦して損はありません。
あわせて読みたいNESTA資格はパーソナルトレーナーに必要な資格?NESTA資格が必ず取得できるスクールも紹介! パーソナルトレーナーとしての知識、技能だけでなく、ビジネススキルも学ぶことができるのがNESTA(ネスタ)です。
NESTAは世界的にも有
健康運動指導士
健康運動指導士は、健康・体力づくり事業財団が発行している資格で、安全で効果的な運動プログラムの作成や指導を目的として作られた資格です。
試験では、生活習慣病の方や高齢の方への指導方法など、「健康づくり」にフォーカスしたトレーニング知識が求められます。
病院や介護施設、健康維持や増進を目的としたフィットネスクラブで働く人が多く、将来的に人々の健康にフォーカスしたトレーニングを提供していきたい方はぜひ取得しておくべき資格です。
スポーツ指導者
スポーツ指導者は、日本スポーツ協会が発行する資格で、「スポーツを安全に、正しく、楽しく」をモットーに生涯スポーツ社会を目指して作られた資格です。
指導対象や領域に応じた資格が用意されており、それぞれ発育段階や運動レベルに応じたトレーニング方法の知識が必要とされます。
スポーツクラブやフィットネスクラブで働く方はもちろん、地域のスポーツクラブチームの指導を通してスポーツの楽しさを伝える仕事がしたい方、スポーツイベントを通して地域振興や健康の提供をしていきたい方におすすめの資格です。
全米ヨガアライアンス認定指導者
全米ヨガアライアンス認定指導者は、世界で最も有名なヨガ協会である「全米ヨガアライアンス」が認定した指導者です。
指定のトレーニングを受講し、協会へ申請することで全米ヨガアライアンス認定指導者の認定書が送付されます。
ヨガインストラクターだけでなく、ピラティススタジオやダンススタジオ、女性らしいボディメイクに特化したパーソナルジムで働く場合にも活かすことができます。
「ヨガの資格を取りたいけどどれを取ればいいか分からない」という方から、「海外でも活躍していきたい!」という方まで、幅広くおすすめできる資格です。
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ジムトレーナーになるには?
ジムトレーナーの種類や資格についてご紹介してきました。
ここからは、ジムトレーナーになるための「始めの一歩」の踏み出し方をご紹介します。
スポーツトレーナー、パーソナルトレーナー
独学
スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーになるための一番安価な方法は独学です。
資格がなくても可能なスポーツ指導は多いため、すでにスポーツ経験がある方は独学で必要な知識を学ぶことで、最低限の指導はできるようになります。
資格を取得するとしても、資格認定団体が出版するテキストを覚えれば合格も可能です。
ただ、実務経験を積むことができないため、独学で得た知識を指導に活かすことが難しいです。
単に「トレーナーになる」だけでなく、トレーナーとして「活躍する」ことを目標とするなら、独学のみでトレーナーになるのはあまりおすすめできません。
専門学校に通う
主にスポーツや医療系などの専門学校で、トレーナーになるための専攻が用意されている学校もあります。
解剖生理学や栄養学、接客方法など、トレーナーに必要な知識を体系的に学ぶことができるため、トレーナーとしてデビューしてからも自信を持ってお客様に指導することができます。
また、近い目標を持ったクラスメイトと励まし合うことができ、勉強のモチベーションも保ちやすいです。
資格取得や就職支援をしている学校もあるため、確実にトレーナーデビューするには専門学校に進学するのがおすすめです。
ただ、週に5日の通学と、約2年の在学期間が必須な学校が多いため、社会人になってからトレーナーを目指す方には専門学校への進学は厳しいでしょう。
スクールを受講する
専門の養成スクールに通い、スポーツトレーナーになる人も増えています。
在学期間は半年ほどと、専門学校よりも短い期間で卒業できるため、社会人の方や大学生のWスクールに人気です。
スクールごとにオンライン授業や土日の実技授業などが用意されており、仕事を辞めずに通うことができます。
実技授業が豊富なスクールや、独立に向けた勉強もできるスクールなど、それぞれ特色があるため、自分が目指したいトレーナー像に合わせて選べるのもポイントです。
フィットネストレーナー
フィットネスクラブに入社する
フィットネストレーナーはお客様への指導がメインの業務ではないため、指導未経験や無資格の方でも比較的入社しやすいです。
各フィットネスクラブによって置いてあるマシンも違うため、トレーナーとしての資格というよりも、その店舗で覚えるべきことを覚える、という働き方になります。
フォットネスクラブはパーソナルトレーナーやスポーツトレーナーになるための勉強の場として働いている方も多いため、専門学校やスクールに通いながらフィットネストレーナーとしてアルバイトをするのも良いでしょう。
スタジオインストラクター
スクールを受講する
ヨガやダンスなど、各種目のインストラクターを目指すためのスクールがあります。
期間や授業スタイルは、スクールによってまちまち。
2ヶ月で資格取得を目指すスクールもあれば、3年間しっかり学ぶスクールもあります。
今の仕事を続けながらスタジオインストラクターになりたい方にはスクールがおすすめです。
通信講座を受講する
ヨガやピラティスなど、スタジオインストラクターの種目によっては、通信講座が用意されているものもあります。
通信講座は、朝の数分や通勤通学のタイミングなど、自分のペースでコツコツ学ぶことができるのが最大の魅力です。
講師にスマホで無料相談できるものもあるため、分からないところでつまずく心配もありません。
ただ、実践的な知識や経験は身につかないため、指導未経験の方は、実践授業のあるスクールや留学・合宿を利用したほうがいいでしょう。
通信講座は自分の習得レベルに合わせて学習スピードを調整できるため、すでに他の種目での指導経験がある方におすすめの勉強方法です。
留学や合宿に参加する
ヨガやピラティスなど、種目によっては留学や合宿で資格を取るプログラムもあります。
同じ志を持った仲間と四六時中いっしょにいるため、毎日モチベーション高く過ごせる点が魅力。
費用はかかりますが、その分「頑張るしかない!」と自分を追い込むこともできます。
将来的に海外で活躍するトレーナーになりたい!という方や、その種目の本場で学びたい!という方にはもってこいの学習方法です。
総合的にはスクールがおすすめ
未経験からジムトレーナーとして活躍していきたい!という方は、各種スクールがおすすめです。
実際に現場で活躍経験のある講師が教えてくれるため、体系的な知識に加え、独学では知り得ない実践的なポイントまで抑えることができます。
また、受講時間が選べたりオンラインでの受講ができたりと、仕事を続けながら通うことができる点も魅力です。
こちらの記事では、パーソナルトレーナーを目指す専門学校・スクールそれぞれのメリットについてより詳細に解説しています。
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