パーソナルトレーナーに資格はいらない? トレーナー就職志望者が見落としてはいけないポイント!

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これからパーソナルトレーナーを目指す方にとって、パーソナルトレーナーの資格が無くても働けるのかは気になりますよね。
本記事ではパーソナルトレーナー資格の必要有無や無資格でトレーナーになった場合どんな知識が必要か、その知識を得る方法などを解説していきます。
これからトレーナー就職を目指す方にとって役に立つ情報ですので、ぜひ最後までご覧ください。

パーソナトレーナーは資格がいらないって本当?

パーソナルトレーナーは実際なくてもできる

結論パーソナルトレーナーに資格は必須ではありません
理学療法士や管理栄養士と異なりパーソナルトレーナーには国家資格が存在しません。
そのため全く経験がない人でも、今この瞬間から「パーソナルトレーナー」を名乗って活動することが可能です。

稼げるパーソナルトレーナーになるためは、資格の有無ではなく「指導技術」「接客力」が重要となってきます。
また現状では「〇〇資格」を持っているからという理由でお客様がトレーナーを選ぶことは稀です。

では実際にパーソナルトレーナーとして働く上でどのような知識や能力が必要なのでしょうか?

パーソナルトレーナーに求められる知識や能力とは

パーソナルトレーナーとして成功するためには、幅広い知識や高度なスキルが求められます。
クライアントの健康とフィットネス目標達成をサポートするために、以下の重要な知識や能力が必要です。

栄養学の知識

パーソナルジムでクライアントを理想の体型にするためには食事指導が重要な要素となります。
ボディビルダーなどであれば食事が8割と言うほど、食事はボディメイクにおいて重要視されています。
そんな食事指導をする上で重要な知識が「栄養学」となります。

パーソナルトレーナーは、クライアントの健康に影響を出さずに目標を達成する適切な食事プランを提供する必要がありますが、その際は「3大栄養素」や「7大栄養素」「水分」などの知識が必須となります。またジムで販売している商品を売る際に「サプリメント」の知識があると、より自信を持ってセールストークが出来るようになるでしょう。

解剖学/生理学の知識

パーソナルトレーナーになる上で人体の構造や機能を理解することは重要であり、そのためには「解剖学」や「生理学」の知識は欠かせません。
解剖学は骨や筋肉、関節、臓器などの構造を理解する学問で、運動時の適切なフォームの原理を理解するために必要となります。要するに「どの動きをすればどこに効くのか」を理解できるのが解剖学となります。

生理学は身体の機能を研究する学問で、代謝、エネルギー生産、循環系、呼吸、筋肉収縮などのプロセスを理解するために学びます。
生理学を抑えると運動時のエネルギー代謝や筋肉の成長・回復メカニズムがわかるので、トレーニングによる身体の影響を客観的に説明できるようになります。
解剖学や生理学を学ぶことでクライアントに安全で効果的なトレーニングを提供できるようになるので、必ず知識を得るようにしましょう。

トレタンチーフ学習アドバイザー 赤堀
トレタンチーフ学習アドバイザー 赤堀

解剖学について知りたい方はこちらの記事もご参考ください!

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トレーニングの知識

人体の構造や機能を知ったとしても、それをどのようなトレーニング方法やエクササイズで行って顧客の目標達成を叶えるかにはトレーニングの知識が必要になります。
筋力アップのためのトレーニングや柔軟性やパフォーマンスアップのためのトレーニングなど、様々なトレーニング手法があるのでそれを学ぶ必要があります。
解剖学や生理学の知識と合わせてクライアントに適切なメニューを提供できるようになりましょう。

コミュニケーション能力

パーソナルトレーナーは身体や健康に関わる知識だけではなく、コミュニケーション能力が求められます。
上記で得た知識もクライアントに正しく伝えられないと意味がありません。また、トレーナーはクライアントのニーズを的確に理解することも求められています。

そもそもお客様を獲得できるか出来ないかは初回カウンセリングのトーク術にもかかっています。
パーソナルトレーニングは接客業になるので、相手としっかり会話ができるためのコミュニケーション能力は絶対につけましょう。

実践力

パーソナルトレーナーとして重要な力となるのが実践力です。
正しい動作を知っていたとしても、自分自身がその動作を出来ていないとお客様への実演が出来なかったり、細かい疑問に答えられなかったりします。

またクライアントへの適切な補助やフォローなどの実践力を磨くことで、最適な強度のトレーニングを提供できるようになります。
実践力を磨くと継続してくれるクライアントが増えるので売上にも直結します。
実践力は一筋縄でつく力ではないのでトレーナーになった後も磨き続ける必要があります。

無資格でパーソナルトレーナーの知識/経験を積む方法

パーソナルトレーナーとして必要な知識や能力を解説しましたが、もし無資格でトレーナーになる場合どのようにしてそのような知識や経験を積むべきか解説します。

本やアプリなどで独学で勉強をする

上記で解説した知識を本やアプリを用いて独学で学ぶのは一つの手となります。

独学で学ぶ点のメリットは安く学べる点にあります。
YoutubeやWEB上で勉強をされている方もいるかと思いますが、情報の発信者が不透明な場合はあるため本などの利用をおすすめします。
下記のような本やアプリをおすすめしておりますので、ぜひご覧ください。

おすすめの本・アプリ

①「スポーツ栄養学 科学の基礎から「なぜ?」にこたえる」

②「サプリメントまるわかり大辞典」

③「ヒューマン・アナトミー・アトラス2023」

④「ぜんぶわかる筋肉・関節の動きとしくみ事典―部位別・動作別にわかりやすくリアルに徹底解説」

⑤「図解入門よくわかる生理学の基本としくみ (図解入門 メディカルサイエンスシリーズ)」

⑥「ウイダーストレングス&コンディショニング エクササイズバイブル」

トレタンチーフ学習アドバイザー 赤堀
トレタンチーフ学習アドバイザー 赤堀

パーソナルトレーニングについて独学で学びたい方はこちらも記事も参考ください!

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セミナーに参加する

セミナーに参加することも無資格パーソナルトレーナーにとっては重要なインプットの機会となります。
セミナーの良い点は、自分の尊敬しているトレーナーから学べる点や最新のパーソナルトレーニングの知識が身に付くことです。

セミナーはNSCAやNESTAなど資格発行団体が行っているセミナーであったり、大学や専門学校などの教育機関が行っていることが多いです。

セミナーは我々トレタンでも行っております!
LINEで友達追加していただいた方には随時セミナー情報をお渡ししているので、こちらからご登録ください!

就職して研修を受ける

パーソナルトレーナー資格が無くてもパーソナルジムへの就職は可能です!
RIZAPなど大手のパーソナルジムは研修が充実していることで有名です。
お金を稼ぎながらトレーニング知識や技術を磨けるのが先に就職するメリットになります。

またパーソナルトレーナーとして一番重要である実践経験を磨けるのも良い点です。
ただし、無資格者はそもそも有資格者に比べて就職活動は不利になりますので、無資格で就職する場合はそれ以外の部分をアピールして内定をもらえるように対策をしっかりしましょう。

トレタンチーフ学習アドバイザー 赤堀
トレタンチーフ学習アドバイザー 赤堀

パーソナルトレーナーの就職に関してはこちらの記事もご参考ください!


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スクールや専門学校に通う

スクールや専門学校に通うことも、無資格でパーソナルトレーナーの知識や能力を身につける上で有効な手段となります。
先に紹介した3つの手法より、体系的で専門的な知識を幅広く身につけられるのがメリットです。

一方でスクールであれば70~90万円、専門学校であれば200万円ほど費用がかかってくるのでお金の準備が必要になります。

トレタンを受講する

我々が提供しているトレタンであれば、月々1万円以下で本格的なトレーニング知識や現場で使える知識を身につけることができます!
完全オンラインの講座になるので、超一流講師の授業が「いつでも・どこでも・何度でも」見ることが可能です。
資格を取らない方にもおすすめできる講座になっておりますので、ぜひご利用ください!

パーソナルトレーナーが資格を取らないデメリット

ここまでパーソナルトレーナーに資格は必須でないことや、資格を取らずにパーソナルトレーナーになることについての説明をしてきましたが、我々パーソナルトレーナー業界にいる身としては必ずパーソナルトレーナーの資格は取得してほしいと考えています。
パーソナルトレーナーの資格を取得しない場合には下記のようなデメリットがあります。

お客様に怪我をさせてしまう可能性がある

パーソナルトレーナーの資格を取らない一番のデメリットは「お客様に怪我をさせてしまう可能性がある」ことです。
現在全国の消費生活センターにはパーソナルトレーニング中に起きた事故に対する相談が多く寄せられています。2017年4月から2022年2月までの相談件数は105件となっており、そのうち2021年の事故件数は50件を超えて過去最多でした。

パーソナルトレーナーの知識不足がこうした事故の原因となっており、中には脊髄の損傷など重大な事故も起こっています。

パーソナルトレーナーの資格を取得し必要な知識を身につけることで事故は防げますし、資格団体によっては保険なども提供しています。
こうした事故をなくすためにも資格はとっておいた方がよいでしょう。

実践経験で得られるものが少なくなってしまう

パーソナルトレーナー資格を取得しないと実務経験で得られるものが少なくなってしまうのが少なくなってしまいます。

スポーツなどでも同様のことが言えますが、自己流で猛練習を行っても技術の上達には限界があります。重要なのは事前に知識を持った状態(良質なインプットをした状態)で実践(アウトプット)を行い、そこから適切な課題の把握やその課題解決に対してアプローチすることです。

勉強をせずにトレーナーになってしまうと、お客様に結果が出ていない原因や動作のエラーなどが正確に判断できず、自分なりに考えてみても知識がないため、浅い解決策しか出なくなってしまいます。
こういったことにもならないようにしっかり勉強してパーソナルトレーナー資格を取りましょう。

パーソナルトレーナーが資格を取るメリット

パーソナルトレーナー資格を取らないとまずいという話をした上で、逆に取得するとどんな良いことがあるのかを説明します。

学習する過程でトレーナーとして必要な知識が身につく

パーソナルトレーナー資格を取得する最大のメリットはパーソナルトレーナーとして必要な知識が取得の過程で身に付くことです。

パーソナルトレーナー資格を取らないデメリットを良いんだ方は「勉強して知識をつければいいじゃん」と思ったかもしれません。
ただその知識の付け方が自己判断だと偏りが発生する可能性が非常に高いです。

パーソナルトレーナー資格であれば、パーソナルトレーナーに必要な専門知識を網羅的に学ぶことができます。
自分自身抜け漏れがないとクライアントへの指導の際に自信を持って対応できるようになるので、ぜひ取得してください。

就職に有利に働く

パーソナルトレーナー資格を持っていると就職の際に優位に働く点もメリットです。
もしあなたがジムの経営者であれば「A」と「B」の方どちらを採用するでしょうか?

おそらく「A」と答える方が全員だと思います。
実際にパーソナルトレーナーの募集要項には「有資格者優遇」のジムが沢山あります
パーソナルトレーナー資格を取得しなくても、就職して学べばいいという考えもありますが、働きたいジムがあるが決まっている方などは採用確率を上げるためにも資格を取ることは有効です。

お客様から信頼されやすい

お客様から信頼されやすくなることもパーソナルトレーナーの資格を取得するメリットとなります。

例えばカウンセリング時のセールストークとして有資格であることをアピールできると自分自身の権威性が上がりお客様が納得して話を聞いてくれたりします。

また先ほど紹介した事故の例などがあり、顧客がトレーナーを選ぶ目も肥えてくると考えています。
今ままでは市場がまだ成長しきっていなかったため、「なんとなくあのジムがいい」という理由で選ばれていたかもしれませんが、今後は「どんなトレーナーが教えてくれるのか」という視点を顧客は持ち始めるはずです。

そういった業界のトレンドにもついていけるように、パーソナルトレーナー資格は取得した方が良いでしょう。

パーソナルトレーナー資格を取るのであればどの資格がおすすめ!?


パーソナルトレーナー資格の重要性はこれまでの説明の通りですが、「いったいどんな資格がいいの?」と思う方もいるかと思います。
結論からいうと「NSCA-CPT」という資格が一番おすすめとなります。理由としては下記の通りです。

NSCA-CPTを取得するメリット

①国際資格で信頼性が高く日本でも抜群の人気がある

②科学的根拠に基づいたトレーニング知識を学習できる

③受験費用が安い

NSCA-CPTはNSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)と呼ばれるアメリカのトレーニング機関が発行している国際資格になります。

世界各国で使われている資格となっており、知名度や信頼性は抜群で、日本でもパーソナルトレーナー資格を取るひとの多くがこの資格を取得します。

また内容もかなり充実しており、パーソナルトレーナーとして活動する上で十分な専門的な知識を身につけることができます。
さらに10万円以上取得費用がかかる資格が多い中、最安57,420円〜とコストパフォーマンスが高い資格になるので非常におすすめの資格となっています。

トレタンチーフ学習アドバイザー 赤堀
トレタンチーフ学習アドバイザー 赤堀

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トレタンでは最短2ヶ月でNSCA-CPTの資格取得を目指しています。
講師を務めるのは現役大学講師かつ現役パーソナルトレーナーの野口史織先生です。

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この記事を書いた人

トレタンチーフ学習アドバイザー

赤堀 拓

Takumi Akahori

トレタン学習サポートの責任者。
静岡県立大学大学院で運動生理学を専攻し、国家資格である管理栄養士資格を所有。ダイエットクリニックにて食事指導の経験もを持つ。
現在はトレタンの学習サポートをする傍ら、パーソナルジムのマーケティング支援等も行っており、パーソナルトレーニング業界において広く深い知見を持っている。趣味はトレーニングと大食い。